季節にあった写真と俳句など、またララ(犬)の目から見た世の中の驚きを素直な気持ちで表わしたいと思っています。 It is my pleasure to show you short poem HAIKU and related photo. If you like to see some picture more large size, please click it. You also may copy and use it as a wall paper in your PC.
2012年12月25日火曜日
2012年12月22日土曜日
2012年12月13日木曜日
2012年12月8日土曜日
白鷺 A white egret
「お父さん、時間はグルグル回るの?」
「時間は矢のように直線的に非可逆的に進むものなんだけど、どうして?」「だって時計の針は回るし、月も満ち欠けを繰り返すし、季節も春夏秋冬が巡るでしょう。人も赤ちゃんから成長して大人になって、還暦でまた子供に戻るみたいだから」
「うーん、ララの言うのも一理あるね。それじゃ、ララの言うことも取り入れて時間はネジのようにグルグル回りながら前に進むことにしよう。新説だな」
「それで、今年も冬が巡って来たけど去年の冬とは違うんだね」
・白鷺の 水面に映える 初冬かな (素粒子)
In early winter evening, a figure of white egret look attractive on the surface of the water.
5DIII, EF70-200mm/F4L USM + EF1.4XIII
2012年12月4日火曜日
2012年11月28日水曜日
2012年11月22日木曜日
普遍性 Universality
「お父さん、電気標準の量子メトロロジー・トライアングル(Quantum metrology triangle)ってなあに?」
「ララちゃんもジョセフソン効果による電圧VJ はプランク定数hと電子の素電荷eと周波数f からなる (h/2e)f の関数で表わされ、量子ホール効果による抵抗RH は(h/e2)の関数で表わされ、単電子(Single electron tunneling)による電流I はef で表わされることを知っているだろう。それぞれは、基礎物理定数を基にした普遍性を持った量子力学的な電気の計量標準(Quantum metrology standard)になっているんだよ」「そうなの。それで?」
「オームの法則(が成り立っているものとして)によって、これらを結びつけたものが量子メトロロジー・トライアングルと呼ばれている。これらの定数のうちで周波数は十分な精度(10の-15乗程度)を実現出来ているので、このトライアングルによって三元連立方程式をたて、h とe を2つの未知数とみなして解き、今の8桁程度よりも更に精度を高めようというのだ。
つまり、計量標準の技術を高めることにより今まで依って立つ基盤であった基礎物理定数の精度を高め、より高い普遍性を獲得しようということだ。
h もe も基礎科学の多くの場面に出てくるから、これの精度を上げることで計量標準の精度を高め、かつ科学を進歩させることになる。PTB(ドイツ)、NIST(米国)、NPL(英国)、LNE(フランス)、NMIJ(日本)などの各国の国立計量標準研究機関が競っているんだよ」
「どこに乗り越えなければならない壁があるの?」
「ジョセフソン電圧効果による電圧と量子ホール効果による抵抗は十分なレベルで実現できているんだけれど、単電子による電流は現状ではpA程度しか実現できていなくて、それを9桁目あたりまでみると雑音が多くて不確かさが大きいので、これをmA程度まで引き上げられるかどうかが壁だ。研究者はあたかも荒野に獲物を狙う狩人みたいだね」
・未知なるを 追いて弓射る 枯野かな (素粒子)
To track down scientist’s unknown prey, he draws his bow to its full extent in desolate field.
写真は、国立西洋美術館の入り口にある「弓射るヘラクレス」(エミール=アントワーヌ・ブールデル作)
5DIII, EF24-105mm/F4L IS USM
2012年11月19日月曜日
2012年11月15日木曜日
2012年11月4日日曜日
2012年11月2日金曜日
2012年10月25日木曜日
2012年10月21日日曜日
2012年10月13日土曜日
2012年10月8日月曜日
秋の風 Autumn wind
・悠久の 秋の風吹く 古墳かな (素粒子)
Eternal time has been passed since the remote past. Autumn wind blows on the grass covered tumulus.
の二子山古墳(前方後円墳)。全長138 m。
EOS5DIII, EF24-105mm/F4L IS USM
2012年10月2日火曜日
2012年9月27日木曜日
2012年9月23日日曜日
2012年9月19日水曜日
萩の道 A Japanese bush clover path
松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出てから323年後、彼の歩いた奥州平泉中尊寺の月見坂をたどると萩の花が咲き始めており、道端に俳聖の像がひっそりと佇んでいた。
・俳聖の 跡をたどるや 萩の道 (素粒子)
Tracing the travel of the famous ancient haiku poet, Basho, I also visited the Chusonji temple in Hiraizumi. A statue of Basho stands quietly by narrow path, and a Japanese bush clover flowering aside.
EOS5DIII, EF24-105mm/F4L IS USM
2012年9月11日火曜日
残暑 The after-heat of summer
「ララちゃん、今年はずーっと暑いし、それに残暑も厳しいから大分バテちゃったね」
「もう13歳(人間換算では70歳)だし、持病の心臓肥大もあるから --- この残暑をのりきれるかな」「もうすぐ秋のお彼岸だから涼しくなるよ。頑張らなくちゃ」
・愛犬の 衰えすすむ 残暑かな (素粒子)
Still the season turned to autumn in calendar, but it has been continued the hot weather. Lara’s health declines day by day in the after-heat of summer.
5DIII, EF50mm/F1.8II
2012年9月3日月曜日
2012年8月27日月曜日
2012年8月18日土曜日
2012年8月15日水曜日
2012年8月7日火曜日
2012年8月5日日曜日
2012年7月28日土曜日
2012年7月23日月曜日
2012年7月21日土曜日
2012年7月16日月曜日
2012年7月8日日曜日
ヒッグス粒子 Higgs boson
Dream catcher (asabikeshiinh)
「お父さん、話題のヒッグス粒子って何?」
「ララちゃん、それは宇宙の始まりに質量の起源になったとされる素粒子なんだよ。今までは素粒子理論物理学の仮説で、お父さんの生きているうちに見つかるとは思っていなかったからビックリだね」
「どうやって見つけたの?」
「欧州原子核研究機構(CERN)にある巨大な加速器で陽子と陽子を正面衝突させて、ヒッグス粒子の存在を実験的に検証したんだ。その実験装置には日本製品も沢山使われているし、この理論の提唱者であるエジンバラ大学のピーター・ウエア・ヒッグス博士は日本人素粒子物理学者南部陽一郎博士の理論にヒントを得たそうだから日本の貢献も大きい」
「どんなことに役立つの?」
「もしかしたら、宇宙に満ち満ちている暗黒物質(ダークマター)の解明に役立つんじゃないかな。経済的にどうこうということはないけど」
・新粒子 ドリームキャッチャーに 捕獲され (素粒子)
The 17-th wanted elementary particle, higgs boson, is caught by the CERN (dream catcher for new boson) at length. The hypothesis on theory of elementary particles comes true.
写真は、アメリカ・インディアンのオジブワ族につたわるドリームキャッチャー。夢を捕まえる、あるいは悪い夢を良い夢に変えるという。
2012年7月3日火曜日
2012年6月28日木曜日
2012年6月21日木曜日
2012年6月20日水曜日
青嵐 Wind blowing through verdure
「ララちゃん、いまファウスト(相良守峯訳)を読みかけなんだけど、銀座シネスイッチに映画「ファウスト」が来ているというので見て来たんだ」
「へえ、どうでした?」
「それが、ゲーテ原作でアレクサンドル・ソクーロフ監督の自由な解釈と翻案によるものなそうだけど、筋を追っているうちにだんだん頭が痛くなって---」
「要するに、お父さんには分からなかったのね」
「そうなのだ。どうも深いところがいまいち----」
「考え込むことなんてないのよ。「ファウスト」も、「カラマーゾフの兄弟」も、「罪と罰」も、「神曲」だって人間の罪は神によって救われるというプロパガンダ小説なのよ」
「それは、また随分大胆な解釈だね」
・読みかけの ファウスト措くや 青嵐 (素粒子)
I leave “Faust” half-read for a short while, because a wind blowing through fresh verdure.
EOS40D, EF24-105mm/F4L IS USM
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