「お父さん、昨日は遠足だったの?」
「まあ、遠足みたいなものだ。茨城県と福島県の境にある五浦海岸まで出かけたんだよ。太平洋の荒波が押し寄せるこの地を見て岡倉天心は一目で気に入り、日本美術院の本拠地としてこの地で横山大観や菱田春草、木村武山らを育てたそうだ」
「絵心をかき立てるような所なの?」
「岩礁に押し寄せる波の形が素晴らしく、お父さんも夢中になって写真を撮ったね」
・春なれや 力みなぎる 波濤かな (素粒子)
Spring has come, you can get a vitality from powerful surging sea.
EOS40D, CanonEF 70-200mm/F4 L USM, with PL filter
(左下の建物は、岡倉天心が座禅し思索した六角堂)
波の荒々しさがとてもよく現れていると感心しました。一枚目と三枚目は奥行きが感じられて、一枚目は松の木、三枚目は六角堂の屋根(赤色が素晴らしい)が添景として絵を引き立てていると思います。夢中になった雰囲気が伝わってきます。
返信削除写真の師匠に褒められて嬉しいです!
返信削除シャッターを押す瞬間は構図のことを忘れていますが、普段の師匠の教えが無意識に表れるのかも知れません。