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2010年2月20日土曜日

春暁 Dawn of a spring day


「お父さん、春は眠いという詩があるんだって?」
「そうそう、むかし孟浩然という人が作った「春暁」という漢詩がある。

春眠不覚暁 春の朝、うとうととまどろんでいると
処処聞啼鳥 あちこちに鳥の鳴く声が聞こえる
夜来風雨声 夕べは雨や風があったようだけれど
花落知多少 花はどれほど散ったのだろうか

短いけれど、春の感じが出ているいい詩だね」
「ねむねむのララにぴったりだ」
「お父さんはこんなに風流じゃなくて、明け方にダンテの神曲の地獄めぐりのような怖い夢を見てうなされて目が覚めたんだ。目覚めて、まだこの世にいるとホッとしたね」

・春暁や 悪しき夢から 放たれて (素粒子)
 Toward daybreak in a spring day, I waked up from a nightmare like the Divine comedy (poem by Dante).

EOS40D, Sigma 105mm/F2.8 macro

3 件のコメント:

  1. 背景のブルーがとても主役を引き立てていますね。欲を言えば背景の空間は左側を多くした方が構図に広がりが出るのではないでしょうか。

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  2. でこぼこじいさんのコメントにより、トリミングして左側の空間を多くしました。構図に広がりがでましたでしょうか。

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  3. 梅の花の主張が強くなりましたが、背景の空間が少なくなった分だけ窮屈な感じになりましたね。梅の花か、花の雰囲気か、主題によって構図も変わってきますよね。

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