季節にあった写真と俳句など、またララ(犬)の目から見た世の中の驚きを素直な気持ちで表わしたいと思っています。 It is my pleasure to show you short poem HAIKU and related photo. If you like to see some picture more large size, please click it. You also may copy and use it as a wall paper in your PC.
2012年3月31日土曜日
初音 The first warbler's note
・夢うつつ かすかに聞きし 初音かな (素粒子)
In half asleep and half aware, I heard slightly the first warbler's note of this spring.
EOS40D, EF100mm/F2.8 macro IS USM
2012年3月23日金曜日
馬酔木(あせび) Japanese andromeda
「ララちゃん、この世には遷ろいやすいものと、変わらないものがあるんだよ」
「例えば?」
「そうだね。移ろいやすいものは人の心、変わらないものとしては計量の標準(Metrology standard)など」
「計量の標準というのは重ささを測るときの分銅とか?」
「最近は、物の重さとか長さとかの状態を測る基準を基礎物理定数によって定義されるようになりつつあるんだ」
「お父さん、キログラム原器とか、メートル原器とかは過去のものになるの?」
「そうなりつつある。すでに時間の単位である秒(s)はセシウム133の超微細準位の周期で定義されているし、長さの単位であるメートル(m)は真空中の光の速さ、光度の単位であるカンデラ(cd)は周波数540THzの単色放射に対する視感効率(KCD)によって定義されている。近い将来に、次の四つの量も基礎物理定数で定義されるようになるんだよ。
・質量の単位であるキログラム(kg) ---プランク定数(h)による
・電流の単位であるアンペア(A) ---電気素量(e)による
・温度の単位であるケルビン(K) ---ボルツマン定数(k)による
・物質量の単位であるモル(mol) ---アボガドロ定数(NA)による
これらは国際単位系(SI)の7つの基本量だから、それらを基礎物理定数で定義することはかつてキログラム原器やメートル原器を決めた時と同じくらい画期的な出来事だ」
「それじゃ、基礎物理定数って絶対的に変わらないものなの?」
「いいや、そんなことはない。科学の進歩にともなってより精度が上がるので、数年に1度見直しをするんだよ」
・馬酔木咲く 森羅万象 遷ろいて (素粒子)
All things in nature change like a blooming of Japanese andromeda.
EOS40D, EF100mm/F2.8 macro IS USM
2012年3月13日火曜日
芽吹き Sprouting
「ララちゃん、あそこに芽吹いているよ」
「ほんとだ。どうして春になると芽が出るの?」
「うーん、どうしてと言われても----不思議だね。これから暖かくなることを知っているからかな。花を咲かせ、実をつけて人生(?)を楽しもうとしているのかもね」
・時くれば 芽吹く生命の 不思議さよ (素粒子)
It may be wonder why flowers sprouting in the course of time.
EOS40D, EF100mm/2.8 macro IS USM
2012年3月11日日曜日
あれから1年 (One year since the disaster)
「お父さん、あの大震災からちょうど1年になるね」
「東北地方は地震、大津波、原発事故による放射能汚染と大変な1年だったね。復興も応急処置は進んでいても、根本的なところはなかなか前途多難みたいだし。
被災者の悲しみはいよいよ深く沈澱しているだろう。この震災で亡くなった人達の鎮魂を祈るのみだ」
・震災の 悲しみ澱む 余寒かな (素粒子)
It has been passed just one year since the Higashi-Nippon disaster. My grief is sedimented deeply in the lingering cold of early spring.
EOS40D, EFS 17-85mm USM
2012年3月5日月曜日
啓蟄 KEICHITSU( Winterning insects come out of hibernation)
「ララちゃん、今日は二十四節気の啓蟄なんだよ」
「それ、なあに?」
「うん、土の中で冬籠りしていた虫たちがそろそろ目を覚ます時期さ。お父さんの腹の中で養っている反逆の虫も、最近の政治情勢に目を覚ましかけているんだ」
・啓蟄や 反逆の虫も 目を覚まし (素粒子)
An anti-establishment inscect has wake up recently, because it is the season when winterning insects come out of hibernation.
EOS40D, EF70-200mm/F4L USM
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