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2011年12月31日土曜日

歳末 The end of year




「お父さん、今年一年の最大の出来事は東日本大震災だね」
「ララちゃんもそう思うかい?大地震とそれの引き起こした津波、原子力発電事故。一国の産業は使えるエネルギーの量によって決まるから、今までのように原発のエネルギーが使えなくなる日本は大弱りだ」
「それに、大変な円高。日本は四面楚歌ね」
「欧米には経済的大津波が押し寄せているんだよ。こんな日本でも相対的にいいと思われているみたいだ」

・震災の 復興半ばで 年暮れぬ (素粒子)

Even in the course of the earthquake disaster reconstruction, the end of year has come.

EOS40D, EF24-105mm/F4L IS USM

2011年12月22日木曜日

冬至 The winter solstice



「お父さん、今日は冬至なんだって?」
「そうだよ。太陽が南回帰線上にあるため、今日は最も昼が短く夜が長いのだ。今日から反転するから陰が極まって陽が戻るともいう。
だけどね、本格的な冬の始まりでもあるんだよ」
「寒いから、今夜は柚子湯に入って、カボチャを食べて----♪ ♫」

・長き影 今日を限りの 冬至かな (素粒子)

The longest shade will be turn backed after today, the winter solstice.

(写真は鬼柚子)
EOS40D, Sigma 105mm/F2.8 macro

2011年12月15日木曜日

師走 Shiwasu



・暮れなずむ 街の灯りも 師走かな (素粒子)

City lights turn on little by little at nightfall. Siwasu (twelfth month of the lunar calender) has come slowly.

(写真は貿易センタービル40F展望階からみた東京タワー)
EOS40D, EF24-105mm/F4L IS USM

2011年12月7日水曜日

大雪(たいせつ) Heavy snowfall (in old traditional calender)



「ララちゃん、今日は二十四節気の大雪(たいせつ)なんだよ」
「そもそも二十四節気ってなあに?」
「昔の人は春夏秋冬の四季のそれぞれを六等分して季節の名前をつけたんだって。4x6で24だ。今の人よりも昔の人の方が季節に敏感だったみたいだね」
「大雪になると雪が降るの?」
「このごろ西高東低の冬型気圧配置になって来た。ここ関東地方ではまだだけど、裏日本や北海道からはもう雪の便りだね」

・冬来り 名残りのもみじ 燃え尽きぬ (素粒子)

 Lingering red leaves burning itself out in early winter.

EOS40D, Sigma 105mm/F2.8 macro

2011年12月4日日曜日

銀杏の落葉 Fallen leaves of ginkgo





「ララちゃん、夕べは北風が吹き荒れていたね」
「お寺の銀杏の葉が随分落ちたみたい」
「木枯らしで境内一面に銀杏の葉が散り敷くと、束の間、まるで黄金の極楽浄土の世界が現れたような景色になるんだよ」
「へえ、そうなの。それで、やがてお父さんもこの寺の墓地に眠るの?」
「まあ、そういう事だ。でも、もうちょっと先だよ」

・銀杏散り 黄金浄土 かくならん (素粒子)

 The golden land of Perfect Bliss appears suddenly by scattered fallen leaves of ginkgo (maidenhair tree).

(写真は長久寺)
EOS40D, EF24-105mm/F4L IS USM