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2011年11月6日日曜日

国際単位系(SI)の改訂(3) Revision of International System of Units (III)



「お父さん、2月頃に今年の秋には国際単位系(SI)の改訂があるって聞いてたけど、あの話はどうなったの?」
「うん、10月17日からパリで第24回国際度量衡総会(CGPM)が開かれたんだよ。最も関心の高い議題は、国際単位系(SI)を改訂して質量の標準を人工物であるキログラム原器から普遍的な基礎物理定数(プランク定数、真空中の光速度、Csの遷移周波数や、あるいはアヴォガドロ定数など)で表現するように置き換えようという方針が決まったことだ。度量衡(Metrology)の世界では最後の大きな課題だった」
「いつから、そうなるの?」
「今はそういう方針が決まっただけで、実際に実現するのはもう少し先になりそうなんだ。各国の国立研究所で研究が進められているのだけれど、この秋までに本当にみんなが納得できるデータが揃わなかったのだよ。
でも、いいところまで来ているからそう遠くない将来には実現しそうだね」

・身にしむや 激流の渕に たたずみて (素粒子)

I’m struck into silence to watch the drastic evolution on system of weights and measures.

EOS40D, EF24-105mm/F4L IS USM

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