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2011年6月22日水曜日

夏至 The summer solstrice



「梅雨の晴れ間で急に暑くなってきたね、お父さん」
「そう、今日は夏至と言って1年で一番日中が長い。パリでは夜の11時頃まで明るいんだ」
「何故暑くなったり寒くなったり、日が長くなったり短くなったりするの?」
「それは、地球が自転しつつ公転しているのだけど、地軸が約23.4°傾いているからさ」
「どうして地軸が傾いているの?」
「えーっと、それは何故だろうね。神様が宇宙を作った時からそうなっているのかな」

・夏至来る 森羅万象の うねりかな (素粒子)

 The summer solstrice has come, all things in chaotic nature undulate toward the future.

EOS40D, EF70-200mm/F4L USM

2011年6月19日日曜日

蓮の花 A lotus flower



「ララちゃん、あの大震災からもう百日になり、6月16日で死者15,441人、行方不明者7,718人だって。本当に痛ましいよね」
「それに、原発事故の放射能被害もじわじわと広がるし---」
「現地では必死で復興に取り組んでいるけど、肝心の政治が大局的な復興の枠組みすら決められないのだから情けない」

・幾万の 不慮の死悼む 蓮の花 (素粒子)

A lotus flower blooms as if it mourned the unexpected death of several ten thousands people by the big disaster.

EOS40D, EF24-105mm/E4L IS USM

2011年6月10日金曜日

葵の花 A hollyhock flower



「お父さん、葵の花が咲いているよ。京都の葵祭は5月15日なのに、こちらでは今ごろ咲くんだね」
「これが咲くと夏の始まりだ。ララちゃん、この花は華やかというよりは淋しい気配がする」
「どうして?」
「この世に生まれた者は喜怒哀楽をかみしめて人生を全うするはずなのに、生きる途上で命を失った人の悲しみが花の芯のあたりに凝縮しているみたいで---」

・誰が夢ぞ 葵の花の 薄紅は (素粒子)

 Who’s sorrowful dream, the light pink of hollyhock flower!

EOS40D, EF24-105mm/F4L IS USM

2011年6月5日日曜日

青嵐 A windstorm blowing through green leaves



「お父さん、今の政治の混乱は何とかならないの?」
「うーん、誰か大局観をもって震災や原発問題に対処する腹のすわった政治家は出ないものかね」
「いっそのこと、ゴタゴタばっかりする政治家を青嵐で吹き飛ばしたらどう?」
「そりゃいいね。すっきりするよ」

・青嵐や 混迷政治 吹き飛ばせ (素粒子)

A windstorm blowing through green leaves, blow off recent confused politics in Japan !

EOS40D, EF24-105mm/F4L IS USM